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日吉神社の絵馬

(絵馬の起源と変換)

 

 絵馬の起源はどこから生れたのであろうか。日本人は神話の時代から始まる森羅万象の自然の美しさや生存を脅かすような厳しさを畏怖し敬い、万物の中に神が宿ることを信じていた。見えない神に対して人間が生きるために必要な食を奉げ、ときには大地の恵みや収穫できたことを感謝するため神を祀り特別な貢物を奉げた。聖地において神と交信できるような特別な能力を持つ呪術者は集団の指導者となり、生きるためのあらゆる誓願を神に果たす。そして時代が進むにつれて聖地といわれる磐座(いわくら)、磐境(いわさか)、神籬(ひもろぎ)などの場所へ神の依代とされる神社が建ち巫女が神に仕えるのである…(本文より抜粋)

 

 千葉県東金市在住で地元の歴史について探求を続けている山内勲氏が書き上げ、写真家の森時尚氏が撮り下ろした横長仕上げのフルカラー冊子。損傷の激しい絵馬もあり、各時代が垣間見えるようだ。

 

​ 左の動画は、東金市のゆるキャラやっさくんが市の中心部にある八鶴湖から日吉神社まで散歩するというユニークなもの。この神社に絵馬が奉納されている。​東金市を代表する由緒ある神社である。

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