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くませんせいのSOS

 

おおきなもりが、ありました。
もりには、たくさんのどうぶつたちがいました。
どうぶつたちは、げんきいっぱい。
でも、ときにはけがをしたり、
ぐあいがわるくなったりすることもありました。
そんなとき、どうぶつたちは、
もりのヤギさんのところにいきました。

ヤギさんは、ものしりのおばあさん。
「おなかがいたいのなら、おなかをあたためて、
きれいなおみずをゆっくりのむんだよ」
「けがをしたら、きずぐちをきれいにあらって、
このはっぱをあててごらん」
みんなはおばあさんのいいつけをまもって、
すあなでゆっくりやすみます。
そうして、またげんきになるのです。

​(本文より抜粋)

 

 NPO法人地域医療を育てる会 理事長 藤本晴枝氏が、絵も文章も全て手掛けて完成した「くませんせいのSOS」。発行部数1万部を超えたベストセラーである。地域の医療問題という難しいお題を、絵本というわかりやすいツール且つ表現を使って問いかける作品だ。

 左の動画は、宮崎県延岡市の小学校で授業の教材として使われた様子をレポートしたものである。小学校から大学、公的機関など多数の場所・分野で教材として扱われている。続編に「ルウとポノポノ」という作品がある。

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